いわゆる電気ショック m-ECT(modified electroconvulsive therapy) 修正型電気痙攣療法
普通の人でも、これは知っているのではないでしょうか?
頭に電極をあてて、電気を流しビリビリと身体が痙攣する、というあれですが。
俗称で電パチとか言うらしい。僕はなんの略かも知らずECTかmECTって呼ぶ。
まぁ、言うまでも無いがETCではない。あれは、Electronic Toll Collection System。高速道路などのあれです。間違って使わないように。
話を元に戻そうECTに興味を持つ患者さんってどのぐらいいるのでしょうか。
普通、重度な患者、薬物療法で十分な効果が得られない患者が適応となる。
私は2クールと2回行った(+2回の意味は後で説明する)。
ECTの効果であるが、「一定の効果」がある、とされている。
僕は、「ECTって1回やるだけでしょ?」と思っていたのですが、複数回(で1クール)することを聞いて驚いた。
薬まみれになっていたので、どうなのかなぁ?と思って医師に聞いてみた。
やめた方が良いという医師も多いらしいが、当時の主治医はやってみようか、と紹介状をその場で書き始めた。
当時その病院(まぁまぁの大きさ)ではECTを行っていなかった。
これにも繋がる話だが、最初から気になっていた人もいるかもしれない。なぜ「m-(修正型)」なのかと言う話、「m-」だからやりにくくなってる話をちょこっと。
昔は無麻酔でやってたんですよね。やったことないから知らないけど、特に痛いというわけではないらしい。身体が暴れるからちょっと危険なのと、見た目的によろしくない、と言うことからだろうか?
それで、全身麻酔、筋弛緩状態で電気を流すようになり、「m-」がついた。
が、これが良かったのか悪かったのかはよくわからない。まぁ・・・私は医者でもないしね。
明らかに悪くなった点:麻酔科医が必要となる
少し悪くなった点:麻酔で負担金が増える(1回1万円くらい?間違ってるかも)
良くなった点:・・・暴れない? 怖さ半減???
むかしのECTを木箱ECTとかいうのかな?
↓ 興味がある方はこの辺を参考に。
木箱ECTとサイマトロン|kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)
僕の体験談を聞きたい人が多いかもしれないけど、ちょっと前置きが長くなっちゃったんで、またいつか。