オーディオテクニカフォノイコライザー AT-PEQ3 について 改造 電源編
めんどくさかったので、長い事時間があきました。
オシロの波形を測定して保存するのがめんどくさくてめんどくさくて。
オーディオテクニカフォノイコライザー AT-PEQ3 について 改造・改良
とりあえず電源編です。
こちらの方がありがたいことに回路図を書いてくれています。
ACアダプタの出力電圧と、レギュレータ78L15の出力直後の電圧波形を測定しました。
まず、DCの波形です。
黄色が入力、緑色が出力です。
電圧は入力が18.5 V、レギュレート後が15 Vになっています。DCでみても少しリプルは見られるのですが、AC成分を拡大すると次のようになります。
入出力とも20 mV/divです。黄色が入力ですが、60 mVp-pくらいの三角波ですね・・・。流石にこんなものは使い物にならないので、レギュレートしているのですが、レギュレート後も50 mVp-pくらいのノイズが乗ってます。ちょっと無視できないノイズかな、と思います。
これだけノイズが乗っていたら、OPアンプだけを変えたところで何も変わらないでしょうね。
オーディオで電源が一番重要になることくらいわかっていると思うのですが、ちょっとどうかと思うレベルのノイズです。
電圧のレギュレートのために秋月電子で
大容量出力可変安定化電源キット LM338T使用 放熱器付 最大5A: 組立キット(モジュール) 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
を購入しました。これが結構すぐれものでした。
同時に購入したプラグ・ジャックも記載しておきます。
極性統一DCジャック 電圧区分5 中継用 Φ6.5×4.3mm MJ−085N: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
極性統一DCプラグ 電圧区分5 MP−205/5: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
このジャック・プラグ間に出力安定化電源キットを接続します。
流れる電流は微々たるものなので、ヒートシンクは使用していません。
これを間に挟んだ時のフォノイコライザー入力電圧波形を次に示します。
黄色が安定化電源の出力波形です。15 Vになってます。(緑は無視してください)
次にAC成分を示します
黄色が安定化電源の出力電圧のAC成分です。10 mV/divです。
ノイズが、ほぼ10 mVp-p で収まっていることがわかります。
緑色は、黄色の電圧を78L15に入れた出力なのですが、15 V →15 V で意味がない上に、このままでは緑色の電源が回路内に流れることになるので、78L15をバイパスしないと意味がないです。なので、78L15を抜いて次のように配線しました。
ちょっと汚いですが、パイパスしました。
これで、電源編は終わりです。
実際にはコンデンサを全置換させてから、電源をいじっています。
電源がここまで汚いとは想像していなかったので・・・
測定しないとわからないですね。
このくらい電源のノイズがなくなったら、OPアンプを変える効果もわかるようになると思います。
OPアンプはこの基盤に直接はんだ付けされているので、交換するのがめんどくさくて交換していないです。
販売された時期によって、使用されたOPアンプが違うようなのですが、こちらに使われていたのは、JRCの4532Dのようです。可もなく不可もなくでしょうか。
こんな電源やコンデンサが酷いと、何載せても同じかもしれないです。
写真はコンデンサ交換後なのでゴチャゴチャしてます。